長谷川かのこ
「え? 自己紹介? 私は別にいいよぉ」
「私の話、おもしろくないし……」
「ちょっとぉ、そういうことは先に言ってよ!」
「どうも、長谷川かのこっていいます。水泳部に所属しています」
「現在、水泳部では新入部員を募集しています。初心者、経験者問いません!」
「初心者には丁寧に教えます」
「大丈夫、ぜんぜん泳げないあなたも、一ヵ月後には、イルカのように泳げるようになっています!」
「まずは十キロの遠泳から……」
「え? そんなのできるのは私だけ?」
「人間魚雷? それはいくらなんでも酷いよぉ」
「私だって、一応、女の子なんだし……」
「え? 私の好きな人は誰かって?」
「どうしてそんなことを言わなくちゃいけないんだよぉ!」
「そんなのプライバシーの侵害だよぉ!」
「私、別に好きな人なんか……」
「せ、先輩のこと!? 、私は先輩に水泳部に入ってほしくて……」
「先輩は、私のことをどう思ってるのかなぁ?」
「おはようございます。先輩」
「起きて下さいよ〜。せんぱ〜い」(肩をユサユサする感じで)
「わっ、なにコレ、大きくなってる」
「ど、どうしよう、触ってもいいのかなぁ」
「キャッ!? 先輩、痛かったですか?」
「え、もっと触って欲しいんですか……」
「そ、そういうのは大人がすることですよ……だ、ダメです」
「私と楽しみましょうよ!」
「気持ちいいですよ?」
「先輩は……私とじゃ……イヤですか?」
「本当にいいんですか?」
「先輩の……もらっちゃいます!!」
「先輩の……美味しい」
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